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アサヒビール、物流平準化へ博多工場に新製造設備

2020年7月22日 (水)

フードアサヒビールは21日、博多工場(福岡市博多区)にビールテイスト清涼飲料の製造設備を新設すると発表した。8月に着工し、2021年5月の稼働を目指す。設備投資金額は31億円。

製造設備の新設により、同工場はアサヒドライゼロなど年間100万箱のビールテイスト清涼飲料を製造できるようになる。同社ではビールテイスト清涼飲料を福島工場、茨城工場、吹田工場で製造しているが、博多工場で製造を開始することで、生産物流体制の平準化、トラック輸送距離の短縮を図る。

アサヒグループでは、国土交通省・経済産業省・農林水産省が推進する「ホワイト物流」推進運動の趣旨に賛同し、19年に日野自動車傘下のネクストロジスティクスジャパンに出資、ダブル連結トラックを用いた共同幹線輸送を開始した。

また、環境負荷の低減と長距離トラック輸送の削減によるドライバー不足への対応を目的に、名古屋工場で2021年4月の稼働を目指し、ペットボトル容器商品の製造ラインと物流倉庫の新設の工事を進めている。