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那覇空港3か月連続で貨物取扱なし、主要3空港・7月

2020年8月6日 (木)

調査・データ名古屋、大阪、沖縄地区の各税関が6日に発表した主要3空港の7月の貨物取扱量(速報値)によると、那覇空港は5月から3か月連続で航空貨物の取り扱いがなかった。「沖縄貨物ハブ」を構築していたANAカーゴが、3月末に新型コロナウイルスの影響による沖縄線の全便運休を発表し、4月中旬から貨物の取り扱いがなくなった。

ANAカーゴは8月も引き続き運休とする方針を固めており、沖縄地区税関によれば「他社も含めて8月の貨物取扱は見込めない」という。9月以降の運航についてANAカーゴは、「8月中旬・下旬の状況を見て判断する」としており、沖縄地区税関も「現時点で見通すことはできない」と答えた。

▲那覇空港の貨物取扱量推移(出所:沖縄地区税関)

関西空港の7月の貨物取扱量は、積込量が2万6339トンで前年同月比4.7%の減少。輸出が21%減少した一方で、仮陸揚量が48%増加した。取卸量は3万2827トンで9.4%の減少。輸入量は21.8%減少したが、仮陸揚量は31.7%増加した。

中部空港の7月の貨物取扱量は、積込量が3891トンで前年同月比45.2%の減少。輸出量が47.5%減、仮陸揚量が36.7%減だった。取卸量は4159トンで45.8%の減少。輸入量が51.4%減、仮陸揚量が19.9%減となった。