行政・団体UDトラックスは20日、大型トラック「クオン」の緩衝装置に不具合が見つかったとして、国土交通省にリコールを届け出た。
重ね板ばね式緩衝装置が取り付けられている大型トラックのVロッドに、センタージョイント部ボールスリーブとフランジとの嵌合が不十分なものがあり、大きな変動を繰り返し受けるとフランジを固定するボルトの締結力が低下し、センタージョイントのハウジングが破損、最悪の場合、走行安定性が損なわれるおそれがあるという。
リコールの対象となるのは、2019年(令和元年)7月9日から10月4日までに製作された323台で、これまでに不具合や事故の報告はない。
同社は使用者に対し、ダイレクトメールか直接訪問で通知し、対象全車両のVロッドを対策品に交換する。
■改善か所(出所:国土交通省)