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凸版印刷、充てん機などIoT化で製造業のDX支援

2021年2月3日 (水)

サービス・商品凸版印刷は3日、業界の顧客企業に包材と合わせて提供している充てん機・包装機に搭載可能なDXソリューションパッケージの提供を開始した。2019年4月から提供している製造業向けのDX支援ソリューション「NAVINECT(ナビネクト)」のパッケージサービスとして提供する。

提供機能全体像のイメージ(出所:凸版印刷)

グループ会社のトッパンテクノが外部の装置メーカー2社と製造する充填・包装機に標準機能として搭載することで、導入コストを抑えるとともに、導入時から製造ラインにおける情報の監視や機器の制御を可能にする。販売するのは製造現場(エッジ)で使用し、生産設備の監視やトレーサビリティなどを担う「エッジパッケージ」と、クラウドで充填機の中長期的なデータを管理・分析する「クラウドパッケージ」の2種。

「エッジパッケージ」の初期構築費用は700万円からで、サービス購入価格は1機能あたり34万5000円から。「クラウドパッケージ」の初期構築費用は260万円からで、月額利用料は3万5000円からとしている。今後は「NAVINECT」とクラウド型の「NAVINECTクラウド」の販売拡大に務め、2021年度までに関連事業を含めて売上高150億円をめざす。あわせて外部の装置メーカーとの連携も拡大する。