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近畿圏の輸入17か月ぶり増加、衣類と通信機が寄与

2021年3月18日 (木)

国内大阪税関の貿易概況速報によると、近畿圏の2月の輸入総額は1兆687億円(前年同月比16.9%増)で、17か月ぶりに前年比プラスに転じた。付属品を含む衣類(73.1%増)と通信機(102.3%増)が大きく増加し、原油・粗油(45.5%減)や天然ガス・製造ガス(14.9%減)などのマイナス分を吸収した。

輸出は総額1兆3115億円(1.4%減)で、3か月ぶりのマイナス。プラスチック(13.4%増)やコンデンサー(20.3%増)が増加したものの、鉱物性燃料(56.9%減)と船舶(全滅)のマイナスが全体に影響した。

(出所:大阪税関)

主要地域別では、対アジア貿易が輸出・輸入ともに前年比プラス。特に中国からの輸入額は、2.5倍に増加した。昨年2月に発生した新型コロナウイルスによる物流停滞の反動増とみられる。対米貿易は、輸出(10.1%減)・輸入(17.7%減)ともにマイナス。