デンソー、トレーラー火災防止でブレーキ監視

サービス・商品自動車部品メーカーのデンソーは20日、トレーラーのブレーキの異常な温度上昇を検知してドライバーに警告する「トレーラブレーキ温度監視システム」を発表した。日通商事（東京都港区）と共同開発したもので、日常点検では気付きにくいブレーキの異常を温度の推移から検知し、火災を未然に防ぐ。今月下旬から、日通商事と日本トレクス（愛知県豊川市）が販売する。

デンソーと日通商事は、トレーラー火災の原因の多くがブレーキの異常な温度上昇にあることに着目して同システムを開発。各車輪のブレーキに設置した温度センサーが、異常な高温、急激な温度上昇、他のブレーキとの温度差のいずれかを検知すると、警告インジケーターが光でドライバーに警告する。

▲機器の取付場所（出所：デンソー）