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セイノーグループ2社、がん検体輸送を一括受託

2021年5月24日 (月)

メディカルセイノーホールディングスは24日、同社グループのGENie(ジーニー、東京都中央区)とセイノースーパーエクスプレス(同江東区)が、HIROTSU(ヒロツ)バイオサイエンス(東京都千代田区)が開発したがん検査「N-NOSE at home」(エヌノーズアットホーム)の検体輸送を一括受託したと発表した。

すでに1日から東京都、名古屋市、大阪市などで輸送サービスを開始しており、7月末までに全都道府県に展開する考え。コロナ禍における外出自粛で低下を続けるがん検診受診率の向上に、物流サービスで寄与するという。

HIROTSUバイオサイエンスが開発した「N-NOSE at home」は、がん患者の尿と健常者の尿を高い精度で見分けることができる線虫を活用した、世界初のがんの1次スクリーニング検査。自宅での採尿のみで受検できる簡便さから、受診率向上への貢献が期待されている。

全国の各地域での輸送は、昨年12月から処方薬の即時配送サービス「ARUU」(アルー)を提供しているGENieが担当。ARUUのスキームを活用し、各都道府県に専用車両と接客スタッフの「ハーティスト」を配置して、個人宅から検体を回収し、検査施設まで冷凍輸送する。拠点間の冷凍輸送はセイノースーパーエクスプレスがを担う。

(出所:セイノーHD)