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新潟で代替肉工場建設へ、来夏に稼働開始

2021年7月30日 (金)

フード代替肉の開発・製造を手掛けるネクストミーツ(東京都新宿区)は7月30日、創業者の地元である新潟県長岡市で、ことし10月に代替肉製造専用の自社工場「NEXT Factory」(ネクスト・ファクトリー)の建設を開始すると発表した。生産体制の安定化による品質向上とコスト低減、商品開発の幅を広げるための研究開発強化などに向けたもので、来夏の稼働開始を目指す。

同社は「地球を終わらせない」という企業理念のもと、2017年から共同創業者2人が研究を始め、大豆などの植物性原料から代替肉を開発。商品が完成した20年6月に法人化した。世界初の焼肉用フェイクミート「ネクスト焼肉」シリーズ、100%植物性の牛丼「NEXT牛丼」などを発売し、国内外での累計販売数は10万食を超えるという。

建設する工場には研究所も併設し、日本では初めての、研究開発から生産までを行える一気通貫型の代替肉工場とする考え。なお、同社は亀田製菓(新潟市江南区)との共同開発により、ことしの年末に発売する新商品の開発も開始しているという。