低価格前面に打ち出すナビロジ、取引社数200社に

ロジスティクス東京23区内に限定した配送サービス「ナビロジ」を展開するナビゲーションロジスティクス（東京都江東区）は17日、取引先企業数が200社に達したと発表した。宅配ニーズの高まりを背景に2020年9月に都内23区に特化した宅配サービスを開始して以来、順調に取引先を拡大している。

大手宅配の半分程度に抑えた低価格を前面に打ち出す同社は、年内に取引先300社、2年後の23年12月に1000社への拡大を目指しており、7月末には法人向け宅配サービスの開始を発表。取扱数の拡大を受け、今後はシステム化を進めていくとともに、宅配需要の高まりを支えるインターネット通販向けの配送に力を入れる考えだという。

このほか配送手段として電動3輪バイクを投入し、8月2日から年内いっぱいのスケジュールで「ナビロジ・エコ便」として環境対応をうたう配送サービスの実証実験を展開。集荷時に「エコ便での配送」を希望することで、該当する荷物の配送に電動3輪バイクを使用し、「環境にやさしい宅配便」としてもアピールを強める。