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米アマゾン、ケンタッキー州の空港に貨物ハブ機能

2021年8月12日 (木)

国際米アマゾンは11日、シンシナティ・ノーザンケンタッキー国際空港(ケンタッキー州)を同社の航空貨物輸送におけるハブ拠点とすると発表した。米国内におけるアマゾンの航空貨物輸送の拠点として、7万4300平方メートルの仕分け棟を建設。米国での輸送ネットワークを強化することで、拡大する宅配ニーズへの対応力を高めてサービス水準の向上に取り組む。

アマゾンは同日、同空港でのハブ機能の運用を開始。米国内の荷物輸送スピードを高める狙いだ。最新鋭のロボット技術を導入し、荷物の移動や仕分け業務のスピードと精度を飛躍的に高めるという。建物全体に荷物を運ぶロボットアームやモバイルドライブユニット、連結コンベヤーを採用したほか、従業員の快適な作業環境を支援する人間工学に基づいたワークステーションも導入した。

同空港のハブは、米国の中東部に位置し、東海岸や西海岸を含めた全米各地に航空機でアクセスしやすい立地だ。アマゾンは今回のハブ機能設置により、米国の輸送業界における優位性を確固たるものとする戦略だ。