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レンゴー、インドネシア段ボール製造企業の株式取得

2021年8月23日 (月)

国際レンゴーは20日、タイの合弁会社タイ・コンテナーズ・グループ(TCG)がインドネシアの段ボールメーカーのインタングループ3社の株式を取得したと発表した。インタン、バハナ、ラピパックのインタングループ3社の株式のそれぞれ75%をTCGの子会社を通して取得した。

インドネシアなどの新興国でも、経済成長による物流ビジネスの進展に加えて、消費スタイルの多様化などで宅配ニーズも拡大してきており、レンゴーは今回の株式取得を契機としてグローバルでの市場シェア獲得を推進する狙いだ。

インタングループは、ジャワ島東部のスラバヤ市、中部のスマラン市、西部のジャカルタ市のそれぞれ近郊に段ボールの製造拠点を置くほか、スラウェシ島にも工場を稼働するインドネシアの有力段ボールメーカー。インドネシアの経済発展に伴う需要の増加に対応するため、製造拠点の拡充を推進している。

レンゴーのインドネシア事業は、大手食品会社インドフードとの合弁企業スリヤ・レンゴー・コンテナーズの保有する段ボール工場4拠点に加えて、TCGを通して段ボール工場3拠点を展開。レンゴーは今回の株式取得で、段ボール製造拠点網を11拠点に広げる。

レンゴーは、インドネシアをはじめ東南アジアにおけるビジネスについて、ゼネラル・パッケージング・インダストリー(GPI)を掲げてグローバルな展開を目指すグループ重要戦略事業と位置付けており、今後もさらなる拡充を推進していく。