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成田で自動物流道路実証、供用道路隣接で自動走行

2025年12月16日 (火)

調査・データ千葉県と成田国際空港(NAA、千葉県成田市)は15日、成田空港での実装を見据えた「自動物流道路」の実証実験を開始した。国土交通省の「自動物流道路の社会実装に向けた実証実験」に採択された取り組みで、年度内をめどに検証を進める。

実証では、供用中の道路に隣接する空間で搬送機器を自動走行させる。県道成田小見川鹿島港線の天神峰トンネル周辺で、トラクト・イージー(米国)製トーイングトラクターや大成建設の自動運転車両を用い、実環境に近い条件下で走行性能や安全性を検証する。自動物流道路の取り組みとして、供用道路隣接地での自動走行は初の試みとなる。

 
▲実証実験の様子(出所:成田国際空港)

開始に先立ち、NAA本社で式典を開催し、建設会社やスタートアップ、航空貨物事業者などが参加した。成田空港では「エアポートシティ」構想のもと、空港内貨物施設を起点に、周辺地域を含めた物流の自動化・標準化を進める方針を掲げている。

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