ECEC(電子商取引)大手アスクルは16日、ランサムウェア攻撃によるシステム障害を受けたサービス復旧状況を公表し、17日から東京DCおよび関東DCで物流システムを用いた商品出荷を再開すると明らかにした。10月19日の被害発生から2か月を経て、本格復旧フェーズに入った。
アスクルは事業所向け「ASKUL」サービスを優先し、段階的な復旧を進めている。すでに15日18時から、単品(バラ)注文の対象商品数を従来の500点から1万6000点へ拡大。17日以降は、東京DCと関東DCで単品・ケース出荷を行う一方、大阪、名古屋、福岡など他拠点ではケース出荷のみを継続する。商品や出荷拠点によって対応が異なり、安定稼働が確認できるまでは通常より配送に時間を要するという。
一方、ASKUL LOGIST(アスクルロジスト、東京都江東区)が手がける3PL事業については、今回の復旧スケジュールとは異なる対応となる。情報流出に関しては、該当する顧客や取引先へ個別に連絡を行っており、流出情報の悪用防止を念頭に、長期的な監視体制を継続する方針を改めて示した。
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