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シンガポール、西部の新港建設で物流施設が増加

2021年8月24日 (火)

調査・データ大和不動産鑑定(大阪市西区)は23日、「DAIWA海外不動産レポート」としてシンガポール国内の物流施設に関する現況を発表した。それによると、西部で「トゥアス・メガ・ポート」の開港に向けた投資が進んでいることから、近年は物流施設の建設が進み、シンガポールの物流市場は「大きく成長する時期を迎えている」という。

シンガポール政府系機関によると、2021年第2四半期連結決算(4-6月)のシンガポール全域の倉庫の賃貸可能面積は1130万9000平方メートル(前年同期比2.3%増)。第1四半期比では1.5%増で、大半が西部での増加だったという。

シンガポール全域の倉庫の賃貸可能面積(出所:Juron Town Corporation政府系機関)

第2四半期に新たに開設した物件は、延床面積14万平方メートル超の「JTCロジスティックハブ」や、8万平方メートル超「ロゴス・トゥアス・ロジスティクス・ハブ」などで、いずれも西部に位置。なお、今後も西部地域では複数の大型物件の開発が予定されているが、コロナ関連の規制から工事の進捗は後ろ倒しになっているという。