産業・一般凸版印刷は1日、ドローンによる屋内点検サービスを提供するLiberaware(リベラウェア、千葉市中央区)と資本業務提携を結んだと発表した。両社の技術を組み合わせることで、2023年度までに新事業の創出を目指す。出資額などは明らかにしていない。
Liberawareが開発するドローンは、狭小空間で飛行可能な、小型かつ軽量の機体と制御ソフトが特徴。物流施設などの屋内施設の点検や自動巡回などに適する。凸版印刷は、各種センサーや空間計測の技術を提供し共同で研究開発を進めることで、屋外に比べて実用化が難しい屋内型ドローンの開発を加速させる。
なお、凸版印刷は中期的な経営課題の1つとして、新事業や新市場の創出を掲げており、2016年7月からこれまでに国内外のベンチャー企業50社以上に出資。今後も積極的にベンチャー企業との連携を推進する。