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TIS、中山間地域の生活ロボ支援実験を福島で実施

2021年9月30日 (木)

サービス・商品TISインテックグループのTISは9月29日、2020年度NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)が公募した「自動走行ロボットを活用した新たな配送サービス実現に向けた技術開発事業」に参画し、ことし7月に「中山間地域での生活支援向けロボットシェアリング型配送サービス」の実証実験を福島県会津若松市で実施したと発表した。

自動走行ロボットによる配送ユースケースの一つとして「買い物」に着目。20年10月より地域の住民や事業者、自治体と共同で事業推進検討委員会を立ち上げ、会津若松市の中山間地域(湊町)での買い物に関する課題整理と解決方法およびロボット搬送事業モデルについて検討してきた。

今回の実証実験では、中山間地域の住民が会津若松市中心部のスーパーマーケットに買い物代行を依頼。その商品を地元のタクシー・路線バスでリレー輸送して同市湊町地区に届け、住民個宅へのラストワンマイル配送を自動走行ロボットが担当して住民の手元に届けた。中山間地域での買い物困難者を支援する自動走行ロボット配送事業のユースケースとして検証するとともに、中山間地域で求められる自動走行ロボット・周辺システムを評価することで、実用化を見据えた取り組みにつなげる。