行政・団体Yper(イーパー、東京都渋⾕区)は21日、新たに立ち上げたAMRを中心とする自動配送ロボット事業の取り組みが、広島県によるAI・IoT実証プラットフォーム構想のプログラムに採択されたと発表した。
同社が提案した「中山間地域における新たなラストマイルインフラの構築」が2次審査を通過し、実証実験ステージへと進むことになったもので、同社は中山間地域で自動配送ロボットによる無人の物流インフラを構築する。
今回の実証実験では、自動配送ロボットを既存システムと組み合わせてロボットによる宅配物と生鮮食品の混載配送をテストし、ロボットの性能検証、中山間地域での自動配送ロボット運用のための収益モデルの検証も実施する。同社による広島県内での走行試験は、9月下旬ごろに行われる。
同社はAMR事業を通じ、自動化された新たな物流網を中山間地域に整備することで「将来的には生鮮食品などさまざまなモノの往来を低コストで人手をかけず、非対面で行う」ことも目指しているという。