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米フェデックス、アジアや中東で繁忙期輸送強化へ

2021年11月17日 (水)

国際米フェデックスコーポレーショングループのフェデックスエクスプレス(東京都江東区)は16日、アジア太平洋、中東、アフリカ地域でのホリデーシーズンの繁忙期に備えて、輸送ネットワークとEC(電子商取引)向けの対応力を強化すると発表した。

新型コロナウイルス感染症の拡大によって拍車がかかったEC利用のブームは今後も続くと想定。今年のホリデーシーズンのオンライン購入支出は、世界全体で前年比11%増の9100億米ドル(103兆7000億円)と見込む。

世界のオンライン小売販売の6割超を占めるアジア太平洋地域では、オンラインショッピングの活況が続いている。東南アジアではEC事業者の4割が、ホリデーシーズンの売上高が年間売上の大半を占める。中東とアフリカでは、生活者の22%がブラックフライデーとサイバーマンデーの期間中にオンラインでの買い物を予定しているとの統計もある。

(出所:フェデックスエクスプレス)

フェデックスは、ECの急成長とそれに関連した輸送量の急増を意識した労働力の増強や設備の拡張、ネットワークの最適化、そして革新的なECソリューションでこのシーズンに備える。

ECの急成長とそれに伴う貨物量の急増により、今年のピークシーズンが昨年と同程度かそれを上回ると予想。企業がホリデーシーズンに間に合うように在庫を補充すること、また海上輸送を含むサプライチェーンの課題も航空貨物容量の需要に拍車をかけており、フェデックスはこうした顧客ニーズに対応していく。