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長崎道の全線4車線化完成、物流業界にも追い風に

2022年2月17日 (木)

▲長崎トンネル「長崎 IC」側坑口付近の工事完成状況(出所:NEXCO西日本)

国内西日本高速道路(NEXCO西日本)は17日、長崎自動車道の「長崎インターチェンジ(IC、長崎市)」‐「長崎芒塚(すすきづか)IC」(同市)間(3キロ)の4車線化工事が3月17日10時に完了すると発表した。

今回の4車線化により、長崎市から大分市に至る九州横断自動車道・長崎大分線(257キロ)の全線が4車線化されることになる。地域・広域物流サービス品質の向上をはじめ、安全性・走行性の確保や災害時の代替機能強化が期待される。

同社は、地方の高速道路における拡幅工事を順次進めており、リードタイムの短縮や最適なルート設定など輸送品質の向上につながる取り組みとして注目されている。消費スタイルの多様化や新型コロナウイルス感染拡大に伴う宅配需要の高まりなどを背景に、地方部でも物流サービス高度化に対するニーズが高まっており、道路網の整備はこうした動きへの対応を急ぐ物流企業にとって追い風となる。

▲完成区間の位置図(出所:NEXCO西日本)