調査・データ佐川急便(京都市南区)は25日、コンビニエンスストアのローソンと共同で、受取人不在で配達できなかった荷物をローソン店舗で引き渡す取り組みの実験を、山口県の一部地域で3月29日から開始すると発表した。受取人不在による再配達を減らすことで、CO2排出量削減や輸配送効率化につなげる。
山口県2郡12市内の一部を除くローソンおよびローソン・ポプラ101店舗が対象となる。同エリアの配達先で受取人が不在だった場合、佐川のセールスドライバーが不在票をポストに投函。不在票からの再配達先手続きで、多様な配達方法からローソン店舗での受け取りを選択できるようにする。
同様の取り組みはこれまでも、栃木、山梨、長崎、島根県の一部地域などで実施しており、実験の結果を検証した上で、より実効性の高いサービス展開を検討するとしている。