国内佐川急便は5日、不在で配達できなかった荷物をローソンの店舗で引き渡す取り組みを島根県内で8日から開始する、と発表した。
これまでも栃木県、山梨県、五島列島(長崎県)などで実証実験を行い、山梨県で3月、栃木県では8月から実運用に入っていることを受け、トライアルエリアを島根県に広げることにした。
この取り組みではセールスドライバーが不在時に荷物を営業所に持ち帰り、受取人が再配達手続きでローソン店舗での受け取りを希望した場合、佐川急便のドライバーがローソン店舗に荷物を届け、受取人はその店舗で受け取る。
これにより、同社は受け取り方の多様化を進めて再配達回数を減らすとともに、CO2排出量の削減やドライバー業務の効率化につなげる考えで、トライアル結果を検証したエリアでは「より実効性の高いサービス展開」を検討する。