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廣川HD系、鳥取県倉吉市の物流機能再構築が完了

2022年3月28日 (月)

拠点・施設廣川ホールディングス(HD、大阪市天王寺区)は、グループのエースパック(同)がエースパック鳥取倉吉工場(鳥取県倉吉市)の敷地内で進めていた「第4物流倉庫」の建築工事が、3月末に完成すると発表した。物流機能の再構築が完了することになり、顧客ニーズを反映したさらなる倉庫機能の充実を図る。

▲完成イメージ図(出所:廣川ホールディングス)

廣川グループは、食品用包装容器の製造における高い安全性と環境への配慮を意識した目標として「廣川グループ倉吉地区生産活性化プロジェクト」を実施。鳥取倉吉工場では「第2物流倉庫」を2021年10月に増築したほか、同年12月には「第3物流倉庫」が完成。今回の第4物流倉庫の完成により、新たな物流体制が整うことになる。

第2物流倉庫は製品保管倉庫として、第3物流倉庫は原反や使用済み端材などのリサイクル原料倉庫として、それぞれ稼働。第4物流倉庫は、金型や原反などの倉庫として使用する予定だ。粉砕機を新たに1台導入することにより、使用済みプラスチックの再利用の効率化も推進する。

第4物流倉庫はことし4月に稼働する予定。該当倉庫の完成により敷地内に点在していた物流倉庫を集約し製品製造の効率化が見込めるほか、外部保管していた製品在庫も一部集約し敷地内保管数を1万ケース増やせるという。こうした取り組みにより出荷効率を高め、顧客の必要な商品を最適なタイミングで届ける仕組みを整える。

■エースパック第4物流倉庫の概要
所在地:鳥取県倉吉市秋喜379
延床面積:333.52平方メートル
高さ:7.2メートル
付帯設備:移動ラック16基