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日本GLP、茨城県常総市の冷凍冷蔵倉庫を完工

2022年4月7日 (木)

国内日本GLP(東京都港区)は6日、冷凍・冷蔵のBTS型物流施設「GLP常総II」(茨城県常総市)の建築工事を完了した。チルド物流分野の先進的企業であるムロオが全フロアを賃借し、専用物流拠点とする。

▲GLP常総II外観(出所:日本GLP)

GLP常総IIは、地上2階建ての延床面積3万6793平方メートルで、冷凍・冷蔵・常温の3温度帯に対応するBTS型物流施設。首都圏中央連絡自動車道(圏央道)「常総インターチェンジ」に近く、食品加工工場が集積する東北エリアと首都圏を結ぶ中間拠点としても好立地だ。チルド物流混載便の流通ネットワークを持つムロオは、同施設を関東エリアにおける大型店舗向けの配送拠点として活用する。

今後も需要が拡大していく見込みの低温物流市場は、2023年には1.8兆円規模に膨れ上がると予想されている。先進的物流施設の開発にノウハウを持つGLPは、環境に配慮した冷凍・冷蔵設備の採用や、倉庫の大規模化に対応する自動ラック倉庫・マテリアルハンドリング機器などの導入支援などを通じ、テナント企業のニーズに沿う施設を提供することで差別化を図っていく。

日本GLPの帖佐義之社長は、「都市・地方を問わず、冷凍・冷蔵庫の不足がコールドチェーン確保に向けた課題と言われている。急増ニーズに応えるべく、冷凍・冷蔵機能を有する先進的物流施設を今後も積極的に開発していく」と述べた。

■GLP常総II施設概要
所在地:茨城県常総市三坂新田町2004
敷地面積:4万1158平方メートル
延床面積:3万6793平方メートル
構造:鉄骨造、地上2階建て
着工:2021年2月
完工:2022年3月
認証取得:CASBEE認証