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フード日本生活協同組合連合会は12日、2021年度の冷凍食品事業の売上高が過去最高の584億2000万円になったと発表した。新型コロナウイルス感染拡大による「巣ごもり需要」の高まりを受けて、依然として冷凍食品需要の高止まりが続いていることがうかがえる。
宅配サービスを活用して食品を購入する消費スタイルが急速に定着するなかで、生協による冷凍食品事業は堅調に推移している実態が明らかになった。
冷凍食品の売上高は前年比0.2%増とほぼ横ばいだが、コロナ禍以前の19年度との比較では14.6%増だった。そのうち、宅配は前年比0.2%減で、19年比は14.2%増。
商品カテゴリー別では、在宅時間の増加が影響したことにより、麺類や米飯類、スナック等の「調理冷食」が前年比3.6%増とさらに伸長したのが特徴的だ。