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環境・CSR商船三井は19日、100％出資するMOL CHEMICAL TANKERS（MOLケミカルタンカーズ、シンガポール）、大手資源商社Trafigura（トラフィギュラ、シンガポール）、トラフィギュラグループの船舶用燃料供給会社TFG Marine（TFGマリン、シンガポール）の3社と共同で、MOLケミカルタンカーズが運航する船の世界各地の補油港における本格的なバイオディーゼル燃料供給について共同検討すると発表した。
商船三井など4社は、MOLケミカルタンカーズ運航船隊のバイオディーゼル燃料を常に使用できる世界的な供給体制の構築を目指す。
MOLケミカルタンカーズが運航するケミカルタンカー「NISEKO GALAXY」（ニセコギャラクシー）について、TFGマリンが供給したバイオディーゼル燃料を使用する試験航行を開始。3月上旬にオランダ・ロッテルダム港で200トンのバイオディーゼル燃料を補給して欧州を出港。米ガルフまでの試験航行に成功した。
今回使用したTFGマリンのバイオディーゼル燃料は、船舶の既存のディーゼルエンジンの仕様を変えずに使用できるほか、従来の船舶用重油に3割の比率で混合することにより最大30％のCO2排出量削減を見込む。
商船三井グループはクリーン代替燃料を導入する戦略を掲げており、バイオディーゼル燃料を化石燃料に替わる有効な代替燃料の一つと位置付ける。今後もバイオディーゼル燃料を積極的に導入することで、海上輸送における温室効果ガス排出削減に貢献していく。
