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大和物流、全面刷新中の広島アルパークで館内物流

2022年4月25日 (月)

▲館内物流サービスの様子(出所:大和物流)

サービス・商品大和ハウス工業傘下の大和物流は25日、広島市西区のショッピングセンター「ALPARK」(アルパーク)で、館内物流サービスの提供を開始したと発表した。同社が館内物流を手がける国内商業施設はアルパークが6物件目で、大和ハウスグループが来年春まで続ける同施設のリニューアルに合わせて館内物流を導入することにより、施設内の物流効率を高める。

▲「アルパーク西棟」内観イメージ(出所:大和物流)

アルパークは1990年にオープンした地域密着型の複合商業施設で、東棟・西棟・北棟の3棟で構成されるが、主要テナントの撤退が相次いだことで、テナント数は最大173店舗から80店舗を下回るなど、苦戦。こうしたなか、2019年5月に大和ハウスが西棟と東棟を取得し、リニューアルに着手。21年12月に東棟の一部、22年4月22日に西棟が、23年春には施設全体が全面リニューアルオープンすることになっている。

大和物流は、リニューアルが続くアルパークで館内物流サービスを提供することにより、施設内の物流を効率化し、施設価値の向上と利用客やテナントの利便性向上を狙う。

具体的には、施設に入居する複数テナントに対して荷物の配達・集荷を一元化し、施設内の商品配達や集荷業務の効率を高めつつ、館内セキュリティの向上につなげる。また、配送業務の集約によって納品車両を削減し、周辺道路の渋滞や排気ガスを抑える効果も期待する。

館内物流では後発に属する大和物流だが、16年10月のサービス参入以降、大和ハウスグループが運営する商業施設を中心に着実に実績を重ねており、今回のアルパークが国内大規模施設としては6拠点目となる。