ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

インフォメーション業務兼ね効率高める

大和物流が館内物流へ本格参入、八王子市の新施設で

2017年3月8日 (水)
大和物流が館内物流へ本格参入、八王子市の新施設で
空白

ロジスティクス大和ハウス工業が6月22日に東京都八王子市で開業を目指す大型複合商業施設「iias(イーアス)高尾」で、物流子会社の大和物流が館内物流サービスを提供することになった。大和物流が館内物流を手がけるのは、2008年に開業した「イーアスつくば」(茨城県つくば市)に次いで2例目だが、開業当初からの導入は今回が初めて。

イーアス高尾は住・商一体型の複合開発事業で、核テナント5店舗、モール専門店115店舗の合わせて120店舗が出店する大型複合商業施設で、戸建て・分譲マンションと一体的に開発している。

大和物流にとって、開業時から館内物流サービスを提供する初の事例になるこの施設では、設計段階から物流の動線を考慮した施設配置とし、館内物流業務と併せてインフォメーション業務を兼務することにより、インフォメーションコーナーに配送荷物を集約してそこから店舗へ届けることを想定したという。

館内物流業務では商品の荷受け、館内搬送、返品回収、店舗宅配といった関連業務を一括管理し、館内搬送の工程数を削減するとともに、納品時の車両滞留時間を短縮し、近隣道路の渋滞緩和につなげる。

館内物流事業者がインフォメーション業務を兼務する事例は珍しく、建設から施設運営までを自前で行う大和ハウスならではの取り組みになる。大和物流は、イーアス高尾と開業後に館内物流を導入したイーアスつくばの2施設で実績とノウハウを蓄積し、これらの運用状況を見きわめて大和ハウスグループが展開するほかの商業施設への拡大や、グループ外への提供を検討する。

大和物流が館内物流へ本格参入、八王子市の新施設で3