財務・人事A.P. Moller-Maersk(APモラー・マースク、デンマーク)が4日発表した2022年12月期第1四半期決算は、収益が前年同期比55%増の192億9200万米ドル(2兆5170億円)だった。EBITDAは同2.2倍の90億8400万米ドル(1兆1850億円)、フリーキャッシュフローは7%増の60億米ドル(7830億円)に増加した。
世界的な海上コンテナ船による輸送の混乱で運賃収入が増加。第1四半期としては過去最高の収益となった。
主な事業別の収益は、海運事業で64%増の155億7000万米ドル(2兆310億円)、ロジスティクス関連事業で41%増の28億7900万米ドル(3750億円)、港湾関連事業は24%増の11億3100万米ドル(1470億円)だった。
マースクは「エンドツーエンドの供給網の支援を求める顧客との間で、より高いレートと強力な長期的パートナーシップを確保することにより、2022年第1四半期に事業全体で記録的な結果を達成した」としている。