ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

巻き込み防止LED、小糸が出展/トラックショー

2022年5月13日 (金)

話題小糸製作所は、「ジャパントラックショー2022」にトラック用の各種LEDランプを展示し、中でも、中間サイドターンシグナルランプと、リアコンビネーションランプ「流鏑馬」(やぶさめ)の未発売タイプが来場者の注目を集めた。

▲LEDリアコンビネーションランプ「流鏑馬」。上が未発売の小型タイプ。

LED中間サイドターンシグナルランプは21年7月に発売後、巻き込み事故の防止効果が評価されている。トラックの側面で点滅するこのランプは、周囲に車両の存在を知らせ左折を合図するもので、大型車に装着が義務づけられている。従来の白熱電球タイプと違い、小糸のLEDタイプでは点滅に加え、路面にオレンジの反射光がストライプ模様で照射される。後続車両だけでなく脇にいる自転車や二輪車、歩行者もトラックに気づきやすく、巻き込み防止につながる。スマートフォンを操作しながら歩く人の目にも、点滅するしま模様が入ってくる。国内初の機能という。

▲ストライプの光が路面に照射されるLED中間サイドターンシグナルランプ

リアコンビネーションランプの流鏑馬は、流鏑馬の弓の形のデザインで、和風テイストを好むドライバーに人気だ。今回のショーには、未発売の小型タイプを参考出品として初披露した。現行品は主に大型車用で、小型・中型トラックでは装着できる車種が限られていた。ドライバーの要望を受け、全車型対応の小ぶりのタイプを用意した。ディーラーオプションや後付け装着用に、ことし秋ごろに発売する予定という。