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CMA CGMとエールフランスKLMが資本業務提携

2022年5月19日 (木)

国際仏貨物輸送大手CMA CGMグループと仏蘭エールフランスKLMグループは18日、資本業務提携を締結したと発表した。航空貨物分野を中心に世界中で事業協力を進める。CMA CGMはエールフランスKLMに最大9%出資し、取締役1人を派遣する。

(出所:CMA CGM)

提携期間は当面10年間。エールフランスが持つ航空貨物の拠点やネットワークと、CMA CGMの海運・陸運を含む輸送力を組み合わせ、商品やサービスを強化して収益力を高める戦略だ。貨物機のネットワークを一緒に設計し、両社が保有する貨物機22機(導入予定機を含む)とエールフランスKLM機の貨物スペースを共同で運用する。貨物営業も共同で行う。

資本提携では、エールフランスKLMが予定している増資の一部をCMA CGMが引き受ける形で出資を行う。CMA CGMはエールフランスKLMの最大9%の株式を取得する。エールフランスKLMは5月24日の株主総会に、CMA CGMの代表1人を取締役として迎え入れる議案を諮る。

CMA CGMは海・陸・空を通じた物流の世界大手で、160か国に750以上の倉庫と400以上のオフィスを展開する。エールフランスKLMは航空貨物の分野でも世界トップクラスの航空会社グループで、110か国、295都市に就航している。