拠点・施設物流不動産開発のロジランド(東京都渋谷区)は11日、埼玉県春日部市で建築していた物流施設「LOGI LAND(ロジランド)春日部II」が完成したと発表した。BCP(事業継続計画)対策として、電気設備の架台の高さを上げて浸水リスクを低減させる仕組みを取り入れている。
新施設は地上4階建て延床面積1万9371平方メートルで、6月30日に完成、角川流通倉庫(同足立区)へ同日引き渡した。
国道16号と4号が交差するエリアに位置し、東北自動車道の岩槻インターチェンジ(IC)や常磐自動車道の柏ICからもアクセスが可能。東武アーバンパークラインの藤の牛島駅から1.4キロに立地している。宅配便の主要ターミナルも近く、EC(電子商取引)の物流拠点としても適した立地。周辺には住宅地も多く、従業員確保にも優位性が高い。
全館でLED照明を採用。停電時に倉庫機能の一部をカバーする非常用発電機も備えている。
同社は同市内で3棟目となる「LOGI LAND春日部III」の開発工事も進めており、2023年7月に完成予定という。
■LOGI LAND春日部IIの概要
所在地:埼玉県春日部市永沼252外
構造:鉄骨造、4階建て
延床面積:1万9372平方メートル
アクセス:東北自動車道・岩槻IC10.4キロ、東武アーバンパークライン・藤の牛島駅1.4キロ