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倉庫でドローン試験、三菱商事ロジとALSOK

2022年8月10日 (水)

(出所:三菱商事ロジスティクス)

サービス・商品倉庫業や海上運送業などを手がける三菱商事ロジスティクス(東京都千代田区)は9日、倉庫内でドローンの飛行試験を行ったと発表した。綜合警備保障(ALSOK)と共同で実験し、安全性や操作性、送信画像の解像度の面で良い結果を得たという。

発表によると、三菱商事ロジは倉庫での定期的な循環巡視や設備の保守にドローンを活用する手法を模索している。ドローンを使えば、人による従来の巡視では難しかった上方からの監視が可能になり、物流拠点の検知体制を飛躍的に高める可能性があるという。

飛行試験は7月15日に埼玉県松伏町にある自社事業所の倉庫で行った。ドローンの機体は壁面と貨物との位置関係を全方位画像で検知し、人やフォークリフトなどの動く標的も避けることができた。半自律飛行による常時監視に道を開く成果で、将来は関係企業間で即時に細密な情報を共有できるようになるという。

同社は試験結果を分析し、倉庫内でのドローン活用の可能性について、さらなる検証を進めるとしている。