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西鉄福岡ロジセンター開設、清水建設から1棟借り

2022年8月30日 (火)

拠点・施設西日本鉄道国際物流事業本部は30日、福岡市博多区に物流拠点「福岡ロジスティクスセンター」を開設したと発表した。30日に完成した清水建設の物流施設「S.LOGi(エスロジ)福岡空港」を一括賃借したもので、9月1日に営業を始める。同施設を拠点に九州発着の輸出入貨物の取り扱いを拡大していく方針で、九州物流のフラッグシップを目指すという。

▲福岡ロジスティクスセンターの外観イメージ(出所:西日本鉄道国際物流事業本部)

それによると、同センターはハイブリッド構造(鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁)、一部鉄骨造、4階建て。1階に常温倉庫(保税倉庫)、2、4階と3階の一部に空調倉庫、3階の残り部分に温度調整機能を備えた冷蔵倉庫がある。冷蔵倉庫は生鮮食品や生花などの保管が可能で、グループの西鉄運輸と協力して、保冷保管・保冷輸送をつなげたコールドチェーンを構築する。アジアをはじめ世界で需要のある九州の農水産物、酒類の輸出拡大を目指す。

同センターは福岡空港の貨物地区から1キロ圏内、福岡都市高速環状線の半道橋インターチェンジ(IC)から500メートルと近く、博多港からも7キロ圏内で、航空・海上輸送サービスに適している。

九州の製造業、中でも自動車産業や半導体、その関連産業のサプライチェーンの最適化に貢献する考え。同社は「九州と海外を結ぶ架け橋となれるよう、海外ネットワーク拡充やサービス品質の向上に取り組む」としている。

■施設概要
所在地:福岡市博多区東那珂2-1-51
構造:ハイブリッド構造(鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁)、一部鉄骨造、4階建て
敷地面積:5575平方メートル
延床面積:1万1558平方メートル
アクセス:福岡空港1キロ、福岡都市高速環状線・半道橋IC500メートル

▲国内の西鉄ロジスティクスセンター所在地