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来夏に「S.LOGi福岡空港」開設、西鉄が使用

2021年6月17日 (木)

拠点・施設清水建設は17日、福岡空港に近接する福岡市博多区の所有地に、30億円を投じて物流施設「S.LOGi(エスロジ)福岡空港」を開発すると発表した。投資開発事業の一環で、来年8月の完成後は航空フォワーディング事業に強みを持つ西日本鉄道に一括貸しする。

中国や東南アジアへの増便が見込まれる福岡空港に近いことから、24時間操業可能で保税機能を有する国際物流拠点として開発する。空港からは850メートルで、福岡都市高速環状線の半道橋インターチェンジからも直線距離で500メートル。地上4階・延床面積1万1558平方メートルの施設の3階は、生鮮品などを保管できる温度管理倉庫を設ける。

清水建設は2007年に物流施設の賃貸事業を開始し、これまでに首都圏の5か所で、7棟・計30万平方メートルの物流施設を開発している。全施設が満床で稼働しており、今後は全国各地で物流施設の投資開発に取り組む考え。

■「S.LOGI福岡空港」の概要
建設地:福岡県博多区東那珂2丁目17番1
敷地面積:5575平方メートル
延床面積:1万1558平方メートル
構造:地上4階・ハイブリッド構造(鉄筋コンクリート柱と鉄骨梁)、一部鉄骨造
着工:21年6月28日
完成:22年8月31日