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日野が生産技術領域を2分割、意思決定を迅速化

2022年9月1日 (木)

(イメージ)

荷主日野自動車は1日、組織変更と人事異動を発表した。「生産技術領域」部門を2つに分け、それぞれ長を置いて意思決定のスピードを加速する。同社は一連のエンジン認証不正問題を受け、組織や事業の再構築を進めているが、今回はそれとは別の通常の組織変更という。

発表によると、車両の組み立てやエンジンなどを製造するための生産技術領域のうち、全体の統括・企画・サイマルテニアス(同時進行型)エンジニアリング・試作の部分を「第1生産技術領域」とした。残りの生産準備実行・内製設備・型製作・整備の部分を「第2生産技術領域」とし、区分けした。

これまで領域長だった菅沼庄二氏を第1領域長に、副領域長だった岡部一樹氏を第2領域長に就けた。管理レベルを高め、業務品質の向上と意思決定の迅速化を図る。

併せて工場長人事も行い、日野工場長の芹澤厚史氏を古河工場長兼務とした。日野工場から古河工場への一部機能移管に伴い、芹澤氏が両工場を管理するのが適切と判断したという。

同社は一連の認証不正の反省に立った、会社全体の組織体制見直しも検討を進めている。