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ヤマトの新決済手段「にゃんPay」、運賃12%割引に

2022年9月5日 (月)

サービス・商品ヤマト運輸は5日、個人会員サービス「クロネコメンバーズ」向けに提供している公式スマートフォンアプリに、新たな決済サービス「にゃんPay」(にゃんぺい)を追加すると発表した。にゃんPayを使うことで、荷物発送時の宅急便運賃を12%割り引く。12日から使用できるようにする。

(出所:ヤマト運輸)

同社は直営店やセールスドライバーによる荷物集荷時の決済手段として電子マネーや6種類の二次元バーコード決済に対応し、特に会員向けには2011年から「クロネコメンバーズ電子マネーカード」、14年からヤマト運輸独自のプリペイド型電子マネー「クロネコメンバー割・クロネコメンバー割BIG」、19年から宅急便の発送手続きをスマホで完結できる「宅急便をスマホで送る」などを提供してきた。

新たに提供を開始するにゃんPayは、みずほ銀行が提供する、企業の自社店舗などの特定の経済圏内で決済可能な組み込み型決済サービス(ハウスコイン)を活用し、安全性を高めて全国の金融機関と接続したキャッシュレス決済として運営する。

利用するメリットとしては、宅急便運賃を12%割り引くほか、「ちょうどチャージ」を事前に設定することで、残高不足時に登録済みの金融機関口座から不足金額のみ自動チャージ(500円以上は1円単位)される機能を搭載。全国140以上の金融機関に対応する。

セキュリティー面では、金融機関口座の登録時に金融機関サイトで認証手続きが必要になるほか、にゃんPay独自の多要素認証(MFA)を採用することで、他人による不正なアカウント開設・金融機関口座の登録を防止する。MFAは「知識情報」「所持情報」「生体情報」のうち、2つ以上を組み合わせて認証する仕組み。