ロジスティクスCBcloud(CBクラウド、東京都千代田区)は9日、はぴロジ(同港区)とともに、両社が持つノウハウを組み合わせたオープン型のラストマイル配送サービス「コネット便」を年内に開始すると発表した。
2022年中に東京23区を中心とする首都圏に向けてコネット便の提供を開始し、23年以降に一都三県、大阪・名古屋など地方主要都市にサービスエリアを拡大する。
はぴロジはEC(電子商取引)サイトの受注管理システムとWMS(倉庫管理システム)をつなぐ流通プラットフォームとして、クラウドシステム「ロジーク」が物流センターを結ぶサービスを展開。自社サービスの参加企業を通じて1600件、180万坪の物流施設を「運用」できる立場にある。
一方、CBクラウドは全国4万人以上の軽貨物ドライバー網を備える「PickGo」(ピックゴー)、物流ITソリューション「SmaRyu」(スマリュー)を運営しており、物流拠点やラストマイル配送など、両社が強みを持つ分野のリソースとノウハウを相互に活用し、多くの3PL事業者の参加を呼び込むことで、サービスのノウハウとネットワークの品質を高め「EC時代の物流ニーズ」に対応する宅配サービスの実現を目指す。
同社は「多くの荷主企業や物流企業に参画いただくことで、国内物流網の新たな枠組みを生み出し、荷主企業、運送会社・ドライバーがWin-Winとなる物流プラットフォームを形成していきたい」としている。