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紙製品の高耐水性コーティング剤を開発、信越化学

2022年10月7日 (金)

荷主信越化学工業は6日、段ボールなどの紙製品に耐水機能を持たせることで、リサイクルを促進する新製品「Sicle」(サイクル)を開発したと発表した。

包装資材の段ボールについて、高い耐水性で雨に濡れても強度を維持して置き配の荷物などを保護するほか、再利用によるコスト削減効果も期待できるという。

一般的な耐水のコーティング材やフィルムを使った紙をリサイクルする際、コーティング材やフィルムを分離する必要がある。新製品はケイ素と酵素由来の成分で構成されているため、分離が不要。

環境に優しい形で再利用できる。新製品をコーティングすることで段ボールなどに貼った粘着テープを剥がしても、印刷が剥がれなくなり、段ボールのリユース促進にも効果がある、としている。

▲高圧で水を10分間浴びせても強度を維持したSicleコーティングを施した段ボール

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LOGISTICS TODAY編集部
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