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商用EVを通信管理でDX支援、HWエレクトロ

2022年11月25日 (金)

荷主商用EV(電気自動車)のファブレスメーカーのHW ELECTRO(HWエレクトロ、東京都江東区)は2023年春、独自のコネクテッドサービス基盤「HW ELECTRO Platform Service」をリリースすると発表した。自社で製造販売する商用EV車とインターネットをつなぎ、個宅配送のDX(デジタルトランスフォーメーション)化や荷室の温度管理などを通じて物流の効率化を支援する。

同社は2021年4月に輸入の小型の電気商用車として国内で初めてナンバーを取得。同年7月に小型商用EV「ELEMO」(エレモ)を発売している。

▲ELEMO(出所:HW ELECTRO)

今回のサービスでは、走行、車両、環境の各データをビッグデータとして蓄積。プラットフォーム(PF)で解析された後に、さまざまなシステムやアプリと連携してサービスを提供する仕組みだ。

具体的には、荷物の送り先や配送時間、重量、荷姿といった情報を把握し、アプリケーションと連携。ドライバーのスコアリングから走行ルートの分析、車両のメンテナンス管理まで対応できるため、アプリと車両、荷物の最適化につながる支援となる。

また、アプリから操作できる温度管理機能もあり、顧客ニーズに応じて荷室のカスタマイズが可能。温度管理が異なる生鮮食品や生け花、移動販売車など業態に即した運用ができる。今後もさまざまなサービスとの連携を通じて、独自のサービス拡充を目指すとしている。

同社は、今回の新サービスについて紹介する動画も公開している。その中で、2030年代にPFサービスと連携し、特定条件下でシステムによる完全自動運転を行う「レベル4」の公道走行を目指す方針を明らかにしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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