産業・一般物流機器メーカーの五常(千葉市若葉区)は20日、直近3か月間(2022年9〜11月)の台車レンタルサービスの売り上げが、前期(同6〜8月)と比べて1.5倍に伸長していると発表した。台車も長引く物価高や物流遅延を背景にした供給薄が起きており、レンタルサービスで急場をしのごうとする製造業やイベント関連会社からの引き合いが強まっているという。
同社によると、コロナ禍を契機に港湾の荷役作業が滞った上に、ロシアのウクライナ侵攻により海運市況がひっ迫。原材料の高騰など複数の要因も絡んで台車の製造に影響が出ており、納期は通常と比べて1か月程度遅れているという。
製造コスト上昇による製品価格の値上げも追い風となり、コストを抑えながらまとまった台数を最短で即日貸し出すことができる同社のサービス「台車レンタル特急便」が注目されている。
同社は「今後も物流機器の価格上昇や納期の大幅な遅れはさらに深刻化が予想される」として、急な催しに対応できる利点をはじめ、かご台車や6輪台車、平台車など豊富な品ぞろえも訴求していく。
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