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日立、商用EV充電実証の国際PJへの参画終了

2023年1月20日 (金)

国際日立製作所は19日、英国の事業統括会社であるHitachi Europe(日立ヨーロッパ)が、商用EV(電気自動車)に関する世界最大のプロジェクト、「Optimise Prime」(オプティマイズ・プライム)の実証実験が終了したと発表した。今回の実証結果が、英国をはじめ「世界各地での商用EVの大量導入に貢献することが期待される」としている。

(イメージ)

発表によると、実験は2021年7月にスタートし、日立ヨーロッパと英国の配電事業者であるUK Power Networks(UKパワーネットワークス)が主導。英エネルギー事業者のCentrica(セントリカ)、Uber(ウーバー)、現地の大手郵便事業者が保有するEV8000台以上が走行し、各事業者の拠点や自宅、公共の充電スタンドでEVへの充電が行われた。

プロジェクトの中間結果では、いずれの場所でも充電において航続距離がカバーできたと成果を説明。長期的に商用EVは収益を上げることができ、必要なときのみ充電し、電力使用ピーク時は充電を止める「トーンダウン」サービスにより、電力事業者を支援できるとした。

英国では、公共交通機関のうち道路を走行する車両から排出されるCO2が最も多い。日立ヨーロッパは、今回の実証について「積極的なEVの普及が可能であることが示された。データを活用することで、コストや充電の可否など企業が直面している課題も克服できる」との見方を示した。

日立ヨーロッパは、商用EVの充電と利用に関する最終結果と関連データについて、今後数か月以内にUKパワーネットワークスのオープンデータプラットフォーム上で公開する予定。幅広い業界でのEV移行を支援したいとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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