産業・一般産業用機器開発のセンシンロボティクス(東京都品川区)は2日、ゼネコン(総合建設会社)の竹中工務店(大阪市中央区)と共同で、さまざまな建設ロボットを遠隔操作・管理するシステム「UGV(自動走行ロボット)遠隔操作ソリューション」を開発したと発表した。
発表によると、建設業界でも深刻な人手不足や2024年度から適用される残業規制などを背景に、ロボット活用が期待されているが、ロボットの完全自動化は技術やコストの面で難しく、遠隔操作に注目が集まっている。しかし、ロボットの種類の増加や機能の高度化に伴い、ロボットごとに異なる遠隔操作機器が乱立し、現場作業員にとって操作方法の理解が負担となっている。
そこで両社は、一定要件を満たすロボットならば同一システムで遠隔操作ができるシステムを開発した。身近なゲームコントローラーで、パソコン上の遠隔操作画面から離れたロボットを操作できる。
現時点では、ロボットメーカーのCLEARPATH ROBOTICS(クリアパス・ロボティクス、カナダ)製のUGV「JACKAL」(ジャッカル)に対応する。ほかにもロボット開発のソフトウエアプラットフォームであるROS(ロボット・オペレーティング・システム)を利用しているロボットであれば連携が可能。ことし4月には、ジャッカルのレンタル運用を開始する予定で、他のロボットに順次対応させ、実用化を目指すという。
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