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コマツ、米見本市で650キロ先のショベル遠隔操作

2021年9月14日 (火)

荷主コマツは、米ラスベガスで9月13日から3日間開催している鉱山機械見本市「MINExpo INTERNATIONAL 2021」(マインエクスポインターナショナル2021)において、遠隔操作の超大型油圧ショベルと無人搬送車両を組み合わせた半自動化作業の実演を開催している。

遠隔操作用のコックピット(出所:コマツ)

展示会場に設置した遠隔操作用コンソールから、650キロメートル以上離れた米アリゾナ州に設置した超大型油圧ショベルを遠隔で操作。車体と作業機周辺に設置された複数のカメラとセンサーを通じて、現場の状況が遠隔操作用コンソールの360度モニターとディスプレイに映し出されることにより、オペレーターは実際の運転席から見える視界以上の現場状況を把握できる。

無人専用運搬車両「Innovative Autonomous Haulage Vehicle」に積み込み作業を行う超大型油圧ショベル「PC7000-11」(出所:コマツ)

遠隔操作に加え、無人ダンプトラック運行システムと協調させることで、積み込み作業の一部自動化を実現。積み込み作業のサイクルタイムを短縮し、オペレーターの疲労を軽減する。AR(拡張現実)技術も活用することで、作業機やバケットの位置情報、ダンプトラックの到着予測時間などをオペレーターにリアルタイムにフィードバックする運転支援を行うことで、生産性の向上を図る。