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ツルハHD、サハグループと業務提携、タイの物流機能活用

2010年10月13日 (水)

拠点・施設ツルハホールディングスは13日、タイのサハグループと業務提携を行うことを決めた。同日、バンコクでグループ中核企業であるSPI社(サハパタナインター・ホールディングPCL)と合意するとともに、バンコクに駐在員事務所を開設することを発表した。

 

ツルハHDでは、国外市場で商品情報をダイレクトに入手して商品調達を行い、商品供給・店舗進出による事業の拡大メリットを追求する目的で、国外への拠点進出を検討していた。サハグループは、タイ内外で化粧品、衣料品、食品、日用品、雑貨、靴などの幅広い消費財の製造・物流・販売を行う、消費財分野で同国最大規模の企業グループで、日本の大手メーカーとも多数の合弁会社を設立している。

 

提携により、サハ、ツルハグループ双方で、自社販売商品を相互に供給・販売することができ、商品サービスの情報を瞬時ダイレクトに交換し、連携した市場調査により新商品開発を行う。また、同社によるタイ、東南アジアへの出店については、新たに開設する駐在員事務所により情報収集・調査を行い、「慎重に見極めていく」。製造・販売コスト面でも合理化を進める。

 

今回の提携に合わせて開設する駐在員事務所では、(1)東南アジア出店を前提とした商品、マーケット、マテリアル、物流などに関する情報収集・分析(2)ツルハHDとサハグループの商品売買手続きの仲介、サハグループとの情報交換、友好・信頼関係の強化(3)SPI社が東南アジアに展開する「BALANCE」の業容拡大につながる、ツルハHDの商品開発、売り場デザイン、店舗運営などのノウハウのSPI社への提供――を行う。