アパレル東レは15日、インドネシア子会社のインドネシア・トーレ・シンセティクス(ITS)が樹脂コンパウンド拠点を新設すると発表した。
これにより、ITSはインドネシア初のエンジニアリングプラスチックメーカーの樹脂コンパウンド拠点になる。6億円を投じ、年産6000トンのナイロン、PBTの樹脂コンパウンド設備を導入、2013年11月からの稼動を目指す。
同国のエンジニアリングプラスチックの需要量は、2011年の2.1万トンから年率9%で成長し、2020年には4.5万トンにまで拡大する見込み。
同社は、ナイロンの重合設備を持つITSにナイロンとPBTのコンパウンド設備を設置し、現地生産による顧客への素早い対応や、きめ細かい技術サービスを提供することで、今後拡大するインドネシアでのエンジニアリングプラスチック需要を取り込み、事業拡大を図っていく。