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ボルボトラック、前方検知機能など新安全システム

2023年5月24日 (水)

環境・CSRボルボ・トラックは24日、新しい安全システムを発表した。新システムでは「フロントショートレンジアシスト」「インテリジェント スピードアシスト」「タイヤ空気圧監視システム」「ドア開放警告」「オートホールド」の5つの機能を提供する。

(出所:ボルボ・トラック)

「フロントショートレンジアシスト」は、フロントレーダーとカメラにより、トラックの前方に人がいるかどうかを検知する機能。衝突の危険が差し迫っている場合、システムが視覚信号と音声信号でドライバーに警告する。

「インテリジェントスピードアシスト」は、道路標識を検知し、インパネに制限速度を表示することで、ドライバーに制限速度を知らせる。制限速度を超えた場合には視覚と音声の両方で警告を行う。

「タイヤ空気圧監視システム」では、トラックやトレーラーのタイヤ空気圧を監視する。EU(欧州連合)の新しいGSR(一般安全規則)では、圧力が基準圧力を20%下回った場合、ドライバーにドライバーディスプレイで通知することが規定されている。ボルボのシステムでは、規定の20%の圧力降下よりも早く警告をドライバーが選択できるようにすることで、法的要件をクリアしているという。

「ドア開放警告」は、トラックの両側で利用可能で、歩行者、自転車、車などの移動物体が監視エリア内のトラックのドアと同じ側で後方から接近すると警告する。この機能は、トラックの停止時と、エンジンかモーターがオフになってから2分間作動する。「オートホールド」は、アクセルを踏むまでトラックを静止させ、坂道や坂道でドライバーの安全を支援する機能になる。

ボルボ・トラックでは、「インテリジェントスピードアシスト」をほとんどの市場で利用できるようにする。そのほかのシステムについては、ディーゼル、ガス、電気ドライブラインを搭載した「FH」「FM」「FMX」のモデルで、9月から世界中で利用できるようになる。また、「FL」「FE」のモデルには、2023年末までにGSR機能強化の一環で安全システムの搭載を予定している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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