ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

医薬品定温輸送のモーダルシフトが物流環境特別賞

2023年8月16日 (水)

▲定温輸送を可能にする専用コンテナ(出所:メディパルホールディングス)

メディカルメディパルホールディングスは16日、完全子会社で医薬品や医療機器卸のメディセオ(東京都中央区)と日本石油輸送、日本貨物鉄道(JR貨物)、日本フレートライナー(千代田区)の4社による医薬品定温輸送のモーダルシフトの取り組みが、日本物流団体連合会(物流連)主催の第24回物流環境大賞特別賞を受賞したと発表した。

取り組みは、メディセオが2021年1月から首都圏・東北間、23年2月からは首都圏・関西間の医薬品輸送を鉄道輸送にモーダルシフトしたもので、厳格な温度管理が可能な専用コンテナの調達、貨物列車へのコンテナ積み替えなどを含む流通工程で4社が協力した。

この取り組みにより、従来は埼玉県三郷市の拠点から兵庫県加東市の拠点への大型トラックによる輸送で174トンの温室効果ガス(GHG)を排出していたところ、70%にあたる122トンのGHG排出削減を見込む。また、埼玉から兵庫への陸送はドライバー2人体制やリレー乗務体制が必要だったため、ドライバーの労働環境改善やコスト削減にもつながる。

今後は関東から北海道、中部、中国、九州方面の物流センターに向けた医薬品幹線輸送でもモーダルシフトの実施を検討する。

■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。

※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。

LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com