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マースク、カメルーン主要港近くに保管・出荷拠点

2023年9月22日 (金)

(出所:APモラー・マースク)

国際APモラー・マースクは21日、カメルーンのドゥアラに最新技術を採り入れた物流施設を開設したと発表した。新施設は西アフリカ沿岸の主要港であるドゥアラ港区内に位置し、中央アフリカ市場への玄関口としても機能する。

ドゥアラ周辺地域では中流階級人口の急速な拡大に伴い、特に日用品の需要が増加している。ドゥアラ港はカメルーンへの輸入貨物の70%以上を取り扱う主要港で、同地域で拡大する日用品需要を満たす上で重要な役割を果たすとともに、中央アフリカ経済通貨共同体の内陸諸国への玄関口にもなっている。同地域の需要拡大に次第に保管体制が追いつかなくなり、マースクは施設の保管、出荷能力を拡大するための投資を敢行し、物流需要を取り込む構えだ。

新施設は8000以上のパレットを保管できる1万2000平方メートル以上の屋根付きスペースを含み、延床面積1万6000平方メートル。常温商品の保管と出荷に特化した拠点で、保税地域内のため通関手続きが必要な貨物の保管も可能。同施設ではパレットへの積み付け、梱包、キット作成なども行う。最新のWMS(倉庫管理システム)を備えてリアルタイムに在庫を可視化したことに加え、貨物追跡機能で効率的な商品の移動を担保する。

施設に設置されたソーラーパネルから得た電力で消費電力の15%を賄い、今後数年間でその割合を引き上げる。施設内照明はLEDライトを使用し、外部照明は太陽エネルギーから生成された電力で賄う。フォークリフトはすべてバッテリー駆動で、これも太陽エネルギーからの電力で充電可能としている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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