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日本郵船、NGOの途上国支援に協力、無償輸送

2012年11月29日 (木)

話題日本郵船は29日、開発途上国向けに支援活動を行っている国際協力NGOジョイセフの「再生自転車の海外譲与事業」と「想い出のランドセルギフト」に賛同し、再生自転車とランドセルの海上輸送に協力したと発表した。

これまでに輸送した再生自転車の総数は、2012年11月の450台を合わせて3万424台、ランドセルはことし6月の1万6722個を合わせて10万5929個となった。

地方自治体とジョイセフで構成される「再生自転車海外譲与自治体連合会」では、放置自転車を集めて修理・再生し、ジョイセフが支援するアフガニスタン、カンボジア、スリランカなどの国に寄贈している。

届けられた再生自転車は、交通手段が乏しい村々に届けられ、妊婦を輸送するなど保健医療の普及活動に役立てられており、郵船グループでは2000年度からこの輸送に無償協力している。

再生自転車に続き、04年度からはジョイセフが行うランドセルの輸送にも協力。全国から集められたランドセルは、ボランティアによって傷や汚れなどがないか一つずつ検品・梱包され、3週間の航海と数週間のトラック輸送を経て、アフガニスタンの子どもたちに届ける。

贈られたランドセルは、片道10キロ以上の険しい山道を通学している子どもたちの両手が空くことで、けがや不慮の事故を防いでいるという。同社では「引き続き国際協力NGOジョイセフと共同して海上輸送協力を行っていく」としている。