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国交省、緊急点検で14トンネルに不具合確認

2012年12月13日 (木)

行政・団体国土交通省は13日、中央自動車道笹子トンネルの天井板落下事故を受けて実施した、事故と同様の天井板を設置しているトンネルの緊急点検結果をまとめ、公表した。

点検の対象トンネルは、東日本・中日本・西日本高速道路、首都高速道路、阪神高速道路が管理するトンネル39件、国が管理するトンネル9件、都道府県・政令市・地方道路公社が管理するトンネル12件の合わせて60トンネルで、天井板の吊り金具と固定金具などについて、近接目視と打音、触診による点検の実施を指示した。

点検の結果、笹子トンネル(下り線)を除く全59トンネルに対し、点検が完了したものは57トンネルで、自治体の2トンネルで点検を実施中。このうち、14トンネルで不具合が確認されたが、「安全上大きな問題はなかった」としている。

不具合が確認されたのは、高速道路会社分では中央道・恵那山(下り線)、東名・都夫良野(下り線・左)、京滋バイパス・宇治(上り線)、九州道・加久藤(上り線)、首都高速1号羽田線・羽田(上り線)、同(下り線)、阪神高速31号神戸山手線・神戸長田(上り線・下り線)の8トンネル。国管理分は、国道46号仙岩、国道19号鳥居、国道32号大豊の3トンネル、自治体管理分は、国道197号夜昼トンネル、地方道路公社の管理分は、名古屋高速2号東山線・東山(上り線・下り線)の2トンネル。

中央道笹子トンネル(下り線)では、天井板吊り金具のアンカーボルトなどの不具合を632か所確認した。